盛岡南部鉄器まつり実行委員会（TEL 019-689-2336）は11月9日から、盛岡市中央公民館（盛岡市愛宕町）で「平成25年度南部鉄器まつり南部鉄器青年展」を開催する。

　「若きFeたち。」と題し、盛岡南部鉄器の約400年の技術を受け継いだ42歳以下の若手職人が鋳造（ちゅうぞう）した南部鉄瓶や釜のほか、つる（取手）鍛冶職人が制作した火箸や鍛造（たんぞう）作品を展示。技術向上を目指した作品や普段できないことにチャレンジした新作など、盛岡や雫石の10工房から17人の職人がそれぞれの感性で仕上げた南部鉄器約30点を展示する。また、歴代の南部鉄器職人の作品も展示され、時代の変遷を見ることができる。

　盛岡南部鉄器青年部部長の小泉岳広さんは「10年以上やっている職人から新人の処女作まで展示する。鉄にしか出せない風合い風貌を見てもらい、使ってくれる人を思いながら作っていることを作品から感じてほしい」と話す。

　時間は9時～18時（日曜日は17時まで）。入場無料。同16日まで。