ラヂオもりおか(盛岡市中ノ橋1、TEL 019-621-7110)主催の「ラヂオもりおか音楽映画祭」が9月28日に開幕し、ゲストの音楽ライブやトークショーに観客が沸いた。
初日には、音楽テロ集団があらゆるものを楽器に見立て演奏する映画「サウンド・オブ・ノイズ」上映後に、キングダムアフロックスのIZPONさんによるパーカッションライブが行われ、観客は演奏に合わせ手拍子でリズムをとるなどして音楽を楽しんだ。このほか、打楽器のワークショップも開かれた。
翌29日には、「ヒップホップとは何か」を世界的なラッパーたちのインタビューでつづる「アート・オブ・ラップ」上映後に、ライムスター宇多丸さんのトークショーが開催された。日本のヒップホップ界をけん引し、映画評論家でもある宇多丸さんの映画解説と軽快なトークに客席からは歓声や笑いが起きた。客席からは宇多丸さんへヒップホップからアイドルまで幅広い質問が飛んだ。宇多丸さんは「盛岡に住んでもいいなと思うのは、街の中にきれいな川が流れていて情緒があって、映画館がちゃんとたくさんあるところ。他の地方都市とは違う文化的なところがいい」と15年ぶりに訪れた盛岡の印象を語った。
同映画祭は今後もイベントを予定。10月1日には、「イージーライダー」上映前にトークショーを開くほか、同4日には「アンコール!!」上映後にコーラスライブを予定。映画の半券提示で盛岡市内のショップでサービスが受けられるキャンペーンも実施している。
10月4日まで。