八幡平市と鹿角市、八幡平を美しくする会は7月8日、八幡平国立公園で外来植物駆除キャンペーンを行った。
岩手県と秋田県の県境をまたがる八幡平国立公園は貴重な高山植物が生息しており、特別保護区に指定されている。近年、フランスギクや西洋タンポポなどの外来種が繁茂しており、環境保護のために毎年駆除活動を行っている。
今年は、八幡平市立松尾中学校の生徒150人と鹿角市立八幡平中学校の生徒130人が参加。生徒代表者3人が「八幡平を育む広大な自然は日本を代表する国立公園。みんなで力を合わせて外来植物を駆除しこの美しい自然環境を保つことを誓う」と宣誓。視界が悪く強風が吹く中、八幡平山頂付近を中心に外来植物駆除活動をした。
八幡平を美しくする会八幡平支部の阿部恭子さんは「外来植物は私たちが手で採るよりも進み方が早いようでなかなか減らない。もっと地域の皆さんに駆除に参加してもらえたら」と話す。