岩手大学のまちづくりサークル「NPCN」がさんさ踊りを盛り上げようと企画運営する「笑顔の街角プロジェクト」のポスターが、今年も盛岡の街を彩っている。
雨の中、脚立を使いながらの設置作業(北日本銀行大通り支店前)
盛岡さんさ踊りへの一言コメントを添えた市民の笑顔のポスターを市内に掲示。「さんさ踊り」が近づいていることを伝え、祭り気分を盛り上げようというプロジェクト。今年で3年目を数える。
これまでは岩手大学人文社会科学部人間科学課程のゼミ生が卒業研究の一環として活動してきた同プロジェクト。昨年立ち上がったまちづくりサークル「NPCN」が、卒業生の意思を継いで今年もプロジェクトを運営する。
よ市や肴町アーケードで撮影。盛岡大学や岩手県立大学、上野法律専門学校のさんさ踊りに参加する学生にも協力を仰ぎ、ポスター300枚を制作した。今年からさんさ太鼓モチーフのメッセージボードを使用し「さんさ」らしさを表現。また、学生がさんさ踊りまでの残り日数とコメントを描いたボードを持った笑顔の写真をツイッター(@egao_sansa2013)やフェイスブックで配信している。当日も祭りの様子を実況中継で配信予定。
同サークル代表の鎌田憲武さんは「さんさ踊りのためにやっているが、ポスターを設置することで街も盛り上がることにつながると思う。さんさが近づいてきたことを感じてもらえれば」と話す。
ポスターは今年から掲示場所が増え、クロステラス盛岡、北日本銀行大通支店、もりおか歴史文化館、さんさこみち(盛岡駅東西自由通路)に加え、ホットライン肴町、盛岡市役所、プラザおでって、三田商店に新たに設置される。
さんさ踊りパレードは、8月1日~4日に開催。ポスターは、祭り終了まで設置される。