岩手大学構内の「なんじゃもんじゃの木」見頃に-白い花満開

岩手大学内、見頃を迎えた「なんじゃもんじゃの木」

岩手大学内、見頃を迎えた「なんじゃもんじゃの木」

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 岩手大学農学部4号館南側にある「なんじゃもんじゃの木」の白い花が満開となり、見頃を迎えている。

白く細かい花が咲きほころぶ

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 構内には3本の「なんじゃもんじゃの木」が植樹されており、5月下旬ごろから咲き始め、現在見頃となっている。例年この時期に満開を迎え、見物客が訪れる。もともとは明治神宮から特養施設「和敬荘」(盛岡市青山町)に持ち込まれたもので、施設を増設した1985(昭和60)年に同大へ移植されたという。枝ぶりも大きく枝全体に白く細かい花が咲き、木に雪が積もったように見えるのが特徴。

 「なんじゃもんじゃの木」の正式名称はモクセイ科「ヒトツバタゴ」。昔から怪木や珍木を「なんじゃもんじゃ」と呼ぶ風習があることから、愛称として使われている。日本国内の自生地は中部地方や対馬の一部のみで見られるため、絶滅危惧種II類(環境省レッドリスト)に指定されている希少種。今年は6月中旬ごろまで花を楽しむことができる。

 構内にある植物園では「北水の池」にハスの花が咲きそろい、こちらも見頃となっている。園内には新緑の季節を楽しもうと散歩する市民や保育園児らが訪れ、初夏の景色を楽しんでいる。

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