東北社会人サッカーリーグ1部リーグが4月7日、開幕する。

グル―ジャ盛岡は2014年新設のJ3、岩手初Jリーグチーム誕生を狙う

　富士大学グラウンドで10時30分、富士クラブ2003対盛岡ゼブラの試合開始を皮切りに、13時からは岩手県営運動公園陸上競技場でグルージャ盛岡とCobaltore女川が対戦。岩手県勢はほかに、秋田県フットボールセンターで秋田FCカンビアーレとFCガンジュ岩手が戦う。

　Jリーグディビジョン3が新設される2014年に向け、岩手県勢のうちグルージャ盛岡とFCガンジュ岩手はJリーグ加盟を目指すことを表明しており、岩手初Jリーグチームの誕生に期待が高まる。

　Ｊリーグへの加入は、試合成績と経営基盤が重要になる。グルージャ盛岡は選手層の強化のため、林勇介選手が加入した。背番号32、ポジションはＭＦ。林選手は厨川中学校出身、盛岡商業高校時代に岩手県勢初の全国高校選手権優勝をけん引、同大会で優秀選手にも選出された。Ｊ1浦和レッズ、Ｊ2ザスパ草津（現サスパクサツ群馬）でプレーし、地元岩手への強い思いからグルージャ盛岡への入団が決まった。経営基盤の強化策として、サポーター獲得のために地域貢献やボランティア活動、若年層へのサッカー教室を含めた各種イベントなどに力を入れる。

　グル―ジャ盛岡を運営するいわてアスリートクラブ広報の太田亮さんは「今シーズンはJリーグディビジョン3への参戦に向けてとても大事なシーズン。岩手の地にJリーグチームをつくるために、県民の皆さまと共に目標達成のために進んでいきたい」と意気込みを語る。

　東北社会人リーグの観戦はいずれも無料。