東北・関東を中心にリサイクル古着店「ドンドンダウン オン ウェンズデイ」を展開するドンドンアップ(盛岡市、TEL 019-621-8250)は3月1日、衣類の回収ボックスを庁舎内に設置した。一戸町と共同で町内の不要な衣類のリサイクル化を促進させる。庁舎内にこのような回収ボックスを設置するのは県内でも初の試みだ。
回収ボックスは一戸町役場奥中山支所の1階入り口に設置。町内には古着のリサイクル業者が少なく古着は処分されるか家庭内に眠るケースがほとんどだったが、同社と共同で昨年3月に行われた衣類回収では約5トンの衣類が集まり町民の関心の高さを感じたという。これを受けて気軽にリサイクルできる場所として古着を持ち込めるようにと庁舎内に回収ボックスが設置されることとなった。回収された衣類は東南アジアやアフリカで再利用される。
同町水環境課の福田栄樹さんは「古着をごみに出したり他人に譲ったりするのに抵抗がある人も多い。回収ボックスであれば気軽に利用してくれる町民も多いはず」と語り、衣類の資源化を進めていくという。
回収ボックスは町民を対象に8時30分から21時まで利用可能。衣類全般が対象だが布団や毛布、ぬいぐるみ、下着、肌着は回収できない。