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盛岡で地域産業と福祉をつなぐ商談会-福祉ブランド新商品発表会も

来場者に試食をしてもらいながら商品の説明をする参加者

来場者に試食をしてもらいながら商品の説明をする参加者

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 福祉事業所や地域産業の販路拡大や連携を図ろうと「もりおかマッチング広場&もりおか福祉ブランド新商品発表会」が2月20日、アイーナ県民プラザ(盛岡駅西通)で行われた。

千葉星子さん(右から2番目)と新商品発表会を行った福祉事業所の皆さん

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 盛岡市社会福祉事業団が主催する同イベント。場内には福祉事業所のほか県内一般企業も参加し、31事業所が商談ブースを設けた。ブースでは、各事業所で製作している商品の紹介や販売、試飲試食が行われた。自家栽培した「きくいも」を使ったギョーザやコロッケ、低温乾燥した食材を加工したものなど環境や健康に配慮した商品がそろった。

 「もりおか福祉ブランド新商品発表会」では、料理研究家の千葉星子さんが商品開発や技術指導を各事業所と行い開発した新商品を発表。調理の部では、「ひめかみの風」「盛岡杉生園」「盛岡アビリティーセンター」「地域生活支援センター歩夢」が共同で作ったオリジナル弁当が発表された。しょうゆ麹漬け鶏肉焼き、キムチとさきいかのサラダ、きくいものきんぴら、天むす、桑茶ご飯など工夫を重ねたメニュー8種をそろえた。事前予約した来場者には弁当が無料で振る舞われ、それぞれの特色を生かしたご飯やおかずを味わった。

 製菓の部では、5福祉事業所が県産品や有機栽培、無添加にこだわった新作の菓子を、それぞれ発表。作業所で利用者が「どんな作業ができるのか」を考えて製作したメニューもあり、安全でおいしいだけではなく施設利用者の仕事や工賃アップにつながる工夫についても話題となった。

 同事業団の桜小路天童(てんどう)さんは「参加する皆さん同士でつながりをもってもらい、福祉だけでなく一般の方々と一緒に取り組むことで効果が発揮できれば」と期待を寄せる。

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