雫石町の流工房は、7月5日からフランスのパリ郊外で開催されている「ジャパンエキスポ 2012」に、南部鉄のアクセサリーを出品している。
同イベントは、今年で13回目を迎えるヨーロッパ最大の日本発エンターテインメントの祭典で、7月5日から8日までの4日間行われる。日本の文化やエンターテインメントに触れることができることから、毎年10万人以上が訪れる。
同工房のアクセサリーは、南部鉄の上から漆で絵付けし、さらにコーティングされているのが特徴。職人はデザイン、焼き、塗りなど工程によって分業することから、大量生産は難しいながらも、高い品質が維持できるという。
同工房の商品は、現在までにシカゴをはじめ、海外での展示会も行い、今後も国内外で作品を出品していく予定。
鈴木勝社長は「いつかは世界各国に1店舗ずつ店を置けるようにしたい」と意欲を見せる。
同工房は、8月にニューヨーク、秋には上海のギフトフェアにも出展する予定。