岩手大学で「模擬裁判」開廷-「下着泥棒」容疑で本番さながら

弁護人・検察官・裁判官・裁判員など役割を決め、裁判を進めていく

弁護人・検察官・裁判官・裁判員など役割を決め、裁判を進めていく

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 岩手大学(上田3)で6月22日、同大法学研究サークル「Iwate Law Court」による模擬裁判が行われた。今年が2回目となる。

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 1カ月前から準備を進めてきた今回の「公判テーマ」は「俺は泥棒なんかじゃない!!」。下着泥棒の容疑で現行犯逮捕された被告人の刑事裁判を想定したもので、模擬裁判は同サークルの学生から弁護人6人、検察官6人、裁判官3人、被告人1人、証人4人、一般参加者から選ばれた裁判員6人で進められた。

 被告人は本当に犯人なのかという判断を裁判員に考えさせる内容で、現場の様子や証人の証言、被告人の性格、生活環境などを基に検察官と弁護人が意見を戦わせた。本物の裁判さながらの流れで進められ、裁判員役の6人も積極的に質問を繰り出した。裁判について分からないという人も参加しやすいようニュース映像を自作で作るなど工夫も凝らした。

 人文社会科学部の藤本浩二准教授は、「模擬裁判で裁判のやり方を深めて、自分の証明したいことを伝える方法をトレーニングしてほしい。将来、社会に出たときのために経験になれば」と話した。

 次回は、10月の学園祭に合わせて「開廷」する予定。裁判員役の一般参加は当日、会場で受け付ける。

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