岩手県外から盛岡に訪れる修学旅行生を出迎えるイベント「こんにちは!ようこそ盛岡へ」が6月7日、もりおか歴史文化館前で行われた。主催は市内の商店街組合など約20団体から成る「もりおか修学旅行応援隊」。
昨年に引き続いて2回目となる同イベント。盛岡を訪れる修学旅行生を歓迎する目的で、修学旅行が集中する同日に開催した。
応援隊メンバー約60人と「わんこきょうだい」など岩手のゆるキャラが、宮城県など17校の修学旅行生を歓迎の文字を掲げた横断幕で出迎え。地元の伝統芸能、盛岡さんさ踊りを披露したほか、盛岡山車太鼓の体験も行われた。
昨年は震災の影響で、これまで盛岡を訪れていた北海道からの修学旅行が激減したものの、逆に宮城県の修学旅行生が約8万人と大幅に増加。今年は宮城から昨年と同数を確保したうえに、北海道からも例年の3割ほどが戻ってきたことから、全体的には震災前よりも増えるという。
応援隊のメンバーで、わんこそば「東屋」の高橋大専務は「盛岡に来る修学旅行生に『あいさつ』をすることで盛岡の街全体が歓迎していることを伝えたい。来てくれる子どもたちに喜んでもらえれば」と話す。
盛岡を訪れた修学旅行生はキャラクターたちと記念撮影をするなど楽しげな様子を見せ、「修学旅行をすごく楽しみにしていたので、こんなに歓迎してくれてうれしい。盛岡の街をよく見ていきたい」と話していた。