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盛岡の学生が道の駅開業に向けて市長に提案 目標は「オープン日に行列」

「盛岡初の道の駅、たみっとへ行こう」とSNS用の動画撮影を行う様子

「盛岡初の道の駅、たみっとへ行こう」とSNS用の動画撮影を行う様子

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 今春開業予定の道の駅「もりおか渋民」のオリジナル商品開発などに取り組む「モリのタネプロジェクト」が3月6日、内館茂市長に活動の報告や開業に向けた提案を行った。

プロジェクトメンバーからの質問に答える内館市長

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 同プロジェクトは、道の駅のシンボルとなるオリジナル商品を開発するために、市が地元の中高生、大学生、事業者らと共に活動するもの。2020年度から活動を始め、特産品を使った軽食やスイーツの試作やイベントなどでの試験販売、アンケート調査などを行ってきたほか、現在は開業に向けたPR活動やグッズの開発、道の駅での空間づくりなどにも取り組んでいる。

 当日はプロジェクトに関わる高校生と大学生17人が市役所を訪れ、内館市長と懇談。これまで行ってきた活動について報告し、開業に向けて取り組んでいることに対して市長に頼みたいことを提案したり、質問したりした。

 施設内のサイクルステーション作りに取り組むチームから「市長は普段自転車に乗るか」という質問を受け、内館市長は「買い物や朝市に出かけるときに乗っている」と回答。「道の駅までぜひ自転車で来てほしい」という提案には、「少し遠いな」と苦笑いを浮かべる場面もあった。

 地元事業者と一緒に特産品を使ったジェラート作りを進めているチームは、「ジェラート作りの参考にしたいので、好きなフルーツと色を教えてほしい」と質問。内館市長は「フルーツの一押しはもちろん特産の『盛岡りんご』。自分のテーマカラーが赤なので、リンゴとも合っている」と伝えた。「ジェラートに名前を付けてほしい」という提案には、「喜んで」と答えた。参加型の地元紹介マップを作るチームから「渋民のお薦めスポットは」と聞かれると、地元の飲食店や現在改修工事中の石川啄木記念館を挙げた。

 最後に「SNSで宣伝するために一緒に市長と動画を撮りたい」という提案で動画を撮影。内館市長は「開業に合わせたロケットスタートも大事だが、継続して人が訪れるように盛り上げていってほしい」と学生らを応援した。

 プロジェクトメンバーで盛岡第四高校1年の齋藤春誓(はるちか)さんは「オープンに向けて実感が湧いてきて、わくわくしている。オープン当日には行列ができて、みんなが笑顔になってほしい。地元の食や岩手山と姫神山が見える景観が楽しめるところにも注目してもらえるよう、盛り上げていきたい」と意気込んだ。

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