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盛岡市がEV公用車お披露目 市長も試乗、パワーと乗り心地確かめる

10月から新たに導入されたEV公用車のミニキャブ(左)とサクラ(右)

10月から新たに導入されたEV公用車のミニキャブ(左)とサクラ(右)

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 盛岡市都南総合支所(盛岡市津志田)で10月4日、新たに導入されたEV(電気自動車)公用車2台の披露・試乗会が行われた。

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 市は2022年、温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにする「もりおかゼロカーボン2050行動宣言」を表明。二酸化炭素の排出削減に向けた取り組みの一環として、2013(平成25)年度から公用車にEV車を2台導入し、若園町分庁舎とユートランド姫神に1台ずつ配備している。若園町分庁舎の車両は市環境部のキャラクター「石割メイちゃん」が描かれていることから「メイちゃん号」、ユートランド姫神の車両は施設名から「ユートくん」の愛称で職員から親しまれているという。

 10月からは都南総合支所と玉山総合事務所に新車のEV車を導入。都南総合事務所には「メイちゃん号」の後継となる「ミニキャブ」、玉山総合事務所には「サクラ」が配備される。2台とも20キロワットの駆動用バッテリーを搭載し、1回の充電で約180キロ走行できる。

 披露・試乗会では新たに導入された2台のほか、「先輩」公用車のメイちゃん号も登場。内館茂市長も出席し、テープカットでお披露目を祝った。内館市長は「市では公用車のクリーンエネルギー化を進めている。職員の皆さんにはEV公用車を使うことで市の取り組みを周知してもらうとともに、あらゆる場面でエコライフを実践してもらいたい」と話した。

 その後、内館市長と職員らが試乗。ミニキャブに乗り、自らハンドルを握って都南総合支所の敷地内を回った内館市長は「とても静かで、軽自動車とは思えないパワーを感じる」と感想を伝えた。職員は「メイちゃん号も静かだと思っていたが、新しいEV車はさらに静かだ」という声が上がった。

 サクラを運転した職員は「見た目よりパワーがあり、加速もスムーズだった」と話し、助手席に乗った職員は「静かで動きも滑らか。小さい車体だが、中は思ったより広い」と話す。

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