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盛岡駅前で「開運ホコテン」再び 歩行者主体の街を一緒に考え続けて

9月7日に行われた2回目の「開運ホコテン」の様子(写真提供=盛岡駅前通商店街)

9月7日に行われた2回目の「開運ホコテン」の様子(写真提供=盛岡駅前通商店街)

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 盛岡駅前から開運橋までの車道を歩行者天国にする「もりおか駅前開運ホコテン」が10月5日に開催される。

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 主催は、盛岡駅前通商店街などで構成する「盛岡駅前ウォーカブルなまちづくり実行委員会」。「居心地がよく歩きたくなる街づくり」や「人が主役の街づくり」を目指して勉強会などを重ね、同イベントを昨年初開催した。人流や交通量に関する調査も実施し、一部渋滞の発生も確認されたが大きな影響はなく、来場者数は1万人を超えた。

 今年は産学官の連携や複数回の実施を目標に掲げ、9月に2回目を開催。10月が3回目となる。実行委員会メンバーの高橋大さんは「駅から街へシームレスにつながる街づくりを考えている。このイベントが、バスや車ではなく歩行者が主体となる街にするための議論のきっかけになれば」と話す。

 当日は駅前から開運橋までの県道5車線130メートルを歩行者天国にし、飲食や物販のブース、パフォーマンスゾーン、フォトスポット、子ども体験コーナーなどを設ける。飲食ブースには駅前商店街の飲食店を中心に14店が出店。岩手県立大学の学生によるクイズラリーや、盛岡ヘアメイク専門学校の学生によるハンドマッサージ体験も行う。

 今回初めての取り組みとして、盛岡市が取り組む「市産材を活用した街なか商業活性化事業『YADORIGI project』」と連携。同事業は盛岡市産の木材を使った小さな家具や道具を商店街などに設置するもので、イベントに合わせて商店街の花壇に取り付けられる小型のベンチをお披露目する。当日は同事業に関わるメンバーによる公開インタビューも行う。

 盛岡駅前通商店街の川村次範さんは「街路に座れる場所などを用意するのも歩きやすい街づくりの一環だと思う。駅前通商店街は歴史があり、古くなってきた部分もある。新しいものを取り込めば地域のリノベーションにもつながる。まずは普段バスやタクシーがたくさん走る道路を歩いて楽しんでもらい、車がいない街を体験して、これからの街について一緒に考えてもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は12時~16時30分(交通規制は10時~17時30分)。

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