買う

「もりおか町家物語館」で初の古本市 本から始まる交流育んで

「皆さんの出店が楽しみ」と千葉さん

「皆さんの出店が楽しみ」と千葉さん

  • 23

  •  

 「もりおか町家物語館」(盛岡市鉈屋町)の浜藤ホールで3月24日・25日、「浜藤古本市」が開催される。現在、出店者を募集している。

[広告]

 同イベントは古本を中心に自主制作本など読書にまつわる品を販売するもの。同館では2014年から鉈屋町出身の直木賞作家・森荘已池の作品を演劇化する自主企画「森荘已池劇場」を行っていることから、文学を育む場所としての役割を担うことを目指し、今回は本を通じた交流の場づくりを目的に古本市を企画した。このような出店者を募り販売を行う催しは同館主催のイベントでは初めてだという。

 同館担当者の千葉真利さんは「古本市のアイデア自体は1年前ほどからスタッフの間で提案があった。歴史ある建物に古いものを集める、販売するというのも町家物語館らしい企画だと思う」と話す。

 今回の古本市で出品できるのは古本のほか、詩集や絵本、写真集、ZINEなどの自主製作本。グループや個人で参加でき、搬入出や店番を自分で行うこと、陳列や装飾に必要な物品、つり銭などを各自準備することが条件となる。長机と椅子は会場で貸し出しを行う。

 1月22日に申し込み受け付けを始めてから、地元住民からの応募もあるという。千葉さんは「イベントに出店に初挑戦するという人もいて、この古本市が新しいチャレンジへのきっかけになっていることもうれしい」と話し、「当日は古い本から手作りの良さがあふれる作品まで、たくさんの掘り出し物が集まる。本を通した交流を楽しみに参加してもらえれば」と呼び掛ける。

 出店料は1店舗につき1,000円。募集数は12店舗で、応募多数の場合は抽選。申込用紙はホームページからダウンロードでき、持参もまたはファクス、メール、郵送で受け付ける。締め切りは2月25日。出店者の決定は3月上旬を予定している。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース