岩手・八幡平で「農場キャンプ」 気楽に参加できるキャンプイベント

農場キャンプの様子。当日は牧草地がキャンプサイトになる

農場キャンプの様子。当日は牧草地がキャンプサイトになる

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 ルーデンス農場(八幡平市平笠)で8月19日・20日、「Noujyo-Camp 2017」が開催される。

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 同イベントは、ルーデンス農場と八幡平で酪農を営む「MOWMOWFARM(モーモーファーム)」、盛岡市内でパンや雑貨などの販売を行う「小綿商店」による、年に1度の感謝祭イベント。ルーデンス農場とMOWMOWFARMは、小綿商店を営む小綿雅実さんの家族が運営し、それぞれで生産された素材を使ったパンやジェラートを同店で販売している。雅実さんは「ルーデンス農場は父が立ち上げた農場。農場というと、あまり人が入れない場所に感じるが、気軽に人が集える場所にしたいというのが父の思いだった」と話す。

 2015年に雅美さんの父が他界。その後、「気軽に集える農場にしたい」という思いを受け継ぎ、もともとキャンプ好きの家族だったことや、県内では大きなキャンプイベントがないことから、農場の広い敷地を使った「農場キャンプ」を企画した。初めは友人や知人など60人ほどが集まったが、2回目になると初回の参加者たちが友人を誘って集まり、1000人ほどが参加。これまでは八幡平や盛岡近隣からの参加者が多かったが、今回は県外からの問い合わせも増えたという。

 イベントは「24時間感謝祭」とし、19日の10時にスタートし、翌20日の10時まで続く。当日は飲食ブースやワークショップの出店、ワークショップや音楽の生演奏、農場散策など農場内で自由に楽しめる。今年はパン食い競争やジェラートの早食いなどを行う「森の運動会」や「キャンプ飯コンテスト」も開催。夜にはキャンプファイアも行われ、農場内の牧草地がキャンプサイトとなり、テントを持ち込めば宿泊もできる。

 現在は開催に向けて農場の整備を行い、フェイスブックなどを通じてボランティアを募っている。「最初は家族だけで準備していたのが、近隣の皆さんやキャンプ好きの皆さんが手伝ってくれるおかげで規模が拡大できた。今の目標は東北で一番大きなキャンプイベントにすること」と雅実さん。「キャンプなので泊まっていくのももちろんだが、午前中だけピクニックしに来ても、夕方にご飯やお酒を味わいに来るというのも歓迎。気軽に気楽に、心を自由に楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 入場無料。問い合わせは小綿商店(TEL 019-646-6543)まで。

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