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盛岡駅ビルフェザン1階「おでんせ館」改装 岩手・東北の良さを発信する場へ

土産・物販ゾーンは岩手の工芸品をモチーフにした温かみのあるデザイン

土産・物販ゾーンは岩手の工芸品をモチーフにした温かみのあるデザイン

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 盛岡駅ビルフェザン(盛岡市盛岡駅前通)南館1階が3月17日、「おでんせ館」としてリニューアルオープンする。

南部鉄器の意匠を取り入れたレストランゾーン

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 同ビルでは全3期に分けた大規模リニューアルを実施し、今回が第1期となる。館名を「南館」から「おでんせ館」へ改め、以前は「おでんせ土産館」としていたエリアを拡大。岩手県内や東北の土産品のほか、総菜・弁当などの物販、飲食店を集めたエリアへ一新した。

 同ビル店長の笹野磐(いわお)さんは「お土産機能の再構築を図るとともに、地域の魅力と情報を発信する拠点としての場所づくりを目指した。盛岡、岩手、そして南部のよいもの、おいしいものを集めたので、観光客の皆さんをはじめ地域の皆さんにも利用してほしい」と話す。

 「おでんせ館」のデザインコンセプトは「ナンブモダン」。南部藩から受け継がれる歴史的環境と都市生活の融合をイメージし、県内の工芸品や街並み、自然環境をデザイン要素として取り入れた。フロアを土産店が集まる「おみやげゾーン」、弁当や総菜などを販売する「テイクアウトゾーン」、飲食店が集まる「レストランゾーン」の3つに分け、ゾーンごとにモチーフを導入。おみやげゾーンは岩手の自然と南部古代小型染め、テイクアウトゾーンは酒蔵と岩谷堂箪笥(たんす)、レストランゾーンは南部鉄器がモチーフになっている。

 店舗数は物販店28店、飲食店9店の全37店。おみやげゾーンでは、「回進堂」や「フルールきくや」、テイクアウトゾーンでは「シェフズ弁当」や「久慈ファーム」などが新規出店。レストランゾーンでは、「白龍(パイロン)」「大同苑」などの盛岡名物が味わえる店舗に加え、三陸の魚介や県産の米を使った海鮮丼専門店「丼の店 おいかわ」東北の地酒が味わえる「日本酒バル うんめのす」や県産の肉や地元産の野菜などを味わえる「みのるダイニング」といった地産地消を目的としたレストランが集まる。

 盛岡ターミナルビルの田口信之社長は「観光で訪れる皆さんはもちろん、仕事や日常の中で足を運ぶ地域の皆さんからも末永く愛される場所にしたい。岩手・盛岡らしさをアピールして、盛岡に行けば楽しい場所があるということが広まり、常に多くの人が集まり、地域全体の盛り上げにつながればうれしい」と話す。

 営業時間は9時~22時(レストランは10時~)。

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