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「さよならアイスアリーナ」27年の歴史に幕 14日に最後の無料開放

国体で盛り上がる館内の掲示板には告知の張り紙も

国体で盛り上がる館内の掲示板には告知の張り紙も

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 盛岡市アイスアリーナ(盛岡市本宮5)が2月14日、最後の無料開放を行う。

いわて国体冬季大会では本郷理華選手などの活躍も見られた

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 同施設は1989年の開館以来27年間、冬季はスケートリンクとして、夏季は体育館のほか、成人式をはじめとする催事やコンサート会場として利用されてきた。今年の1月にはNHK杯フィギュアスペシャルエキシビションの会場、岩手冬季国体の競技会場にもなり、市民だけでなく県内外多くの来場者が訪れる施設となった。

 昨年秋、同施設隣に通年型アイスリンク「盛岡市アイスリンク」が開館。それに伴い、今シーズンから一般開放は盛岡市アイスリンクへ移行している。同施設は、2017年4月に板張りの通年型総合アリーナにリニューアルすることとなり、冬季国体終了後から改修工事に入る予定だった。同施設に「まだ利用できると思っていた」「最後にまた滑りたい」との声が多く寄せられたことから、これまでの利用者へ感謝の気持ちを込め、最後の無料開放を行うこととなった。

 担当者の鈴木学さんは「私も閉館の知らせを聞いたときには大変驚いた。成人式などのイベントやスケート教室など、幼いころから大人になるまで利用する人も多い。私自身にとっても思い出のある場所なのでとても寂しい。たくさんの人に来てもらいたい」と話す。

 当日は、9時から16時までを5部に分け、各部1時間、先着200人の完全入れ替え制となる。各部とも、8時から貸し靴引換券を兼ねた整理券が配布される予定。安全のため手袋と帽子の着用が必要。館内での貸し出しや販売も行う予定だが、数に限りがあるため事前準備を呼び掛けている。

 鈴木さんは「トップスケーターが滑ったリンクでスケートができる貴重な機会でもある。最後の思い出づくりに滑りに来てほしい。防寒具の着用をお忘れなく」と呼び掛ける。

 詳細は盛岡市体育協会のホームページからも確認できる。問い合わせは同施設(TEL 019-658-1212)まで。

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