「啄木かるた大会」に向け事前講座開催

取り札めがけて勢いよく手を伸ばす子どもたち

取り札めがけて勢いよく手を伸ばす子どもたち

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 渋民公民館(盛岡市渋民)で1月6日、啄木かるた講座が開かれた。

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 啄木かるたは、啄木の代表作「一握の砂」「悲しき玩具」に収録されている短歌を用いたかるたで、読み札に上の句が書かれ、下の句が書かれた取り札を取り合う。毎年2月の第3土曜に「啄木生誕祭 啄木かるた大会」が渋民文化会館「姫神ホール」(盛岡市玉山区)が行われ、14回目となる今年は啄木の誕生日の2月20日に開催される。

 同講座は啄木生誕130周年に合わせ、より多くの人に啄木かるたの遊び方を知ってもらおうと石川啄木記念館が初めて行った。石川啄木記念館館長の森義真さんは「今年は啄木生誕130周年の記念の年。多くの人にかるたを楽しんでもらい、啄木の短歌に親しんでもらいたい」と話す。

 講座には小学生から高校生まで7人が参加。啄木とかるたについての講話を聞いた後、まずは25首の短歌を使ったイラスト入りのかるたで基本のルールを学んだ。最後は大会で使用される100首の短歌を使ったかるたに挑戦。3人から2人のチームに分かれ、実際の競技ルールのもと白熱した札の取り合いが行われた。

 母から誘われて講座に参加したという竹田茉生(まう)さんは「啄木かるたに挑戦したのは小中学生の時以来。前と使われている短歌が変わっていて最初は難しかったけど、知っているものもたくさんあり楽しかった」と話す。

 現在、大会参加者を募集している。森館長は「盛岡の人は啄木の歌を聞く機会も多いと思うので、誰でも挑戦できる。小学生から大人までたくさんの人に参加してほしい」と呼び掛ける。

 詳しい応募要項は石川啄木記念館のホームページから確認できる。応募締め切りは今月22日。

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