盛岡で被災地の手仕事届ける「岩手発手しごと絆フェア」

東日本大震災被災者による手しごと商品や岩手三陸の商品を販売

東日本大震災被災者による手しごと商品や岩手三陸の商品を販売

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 復興グッズ連携会議「コレカラ」が1月6日、東日本大震災の被災地の手作り品販売会「岩手発手しごと絆フェア」をパルクアベニュー・カワトク(盛岡市菜園1)ダイヤモンドホールで始めた。

湊さんによるくるみかごの制作実演販売も

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 同イベントは、被災者による手仕事品の販売を目的に開催。今回で5回目を数える。開催にあたりカワトクが会場を提供したほか、盛岡情報ビジネス専門学校の学生が販売をサポートする。

 今回は「大槌復興刺し子プロジェクト」や「手創工房輝きの和」など12団体が参加。会場では、阪神大震災後神戸で生まれ、東日本大震災被災者によって制作されたゾウの形をしたお手ふきタオル「まけないぞう」を販売。藍染めや刺し子、ニット、着物の古布などを利用した裂き織りやリメーク品など被災者が制作した商品や、震災をきっかけに生まれた商品を販売。沿岸の協賛企業の商品も提供する。

 被災して盛岡に移住した湊雅美さんによるくるみの木の皮を使った「くるみかご」の製作実演や、「ラグビーワールドカップ2019」釜石開催を応援するブースも設ける。

 イベントの立ち上げに携わった東京大学被災地支援ネットワーク代表幹事似田貝香門さんは「神戸でも言われていた『被災地責任』という言葉がある。被災地がどのように復興していくか、復興の新しい災害文化を岩手なりに発信していかなければいけない。盛岡の人にも被災地責任の一環として、会場に足を運んで被災者の声を聞いてもらえれば」と話し、被災地で生まれた商品購入での継続的な支援も訴える。

 同9日と10日には、紫波産もち米と三陸の和グルミを使った「くるみ餅ふるまい」や刺し子などの体験ワークショップ、岩手のゆるキャラが登場して会場を盛り上げる。

 開催時間は10時~19時(10日のみ17時まで)。入場無料。10日まで。

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