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盛岡市内で映画「ナイスの森2」撮影進む 岩手・盛岡出身キャストも出演

「ティーハウス リーベ」で行われた撮影。店主役の伊勢志摩さん(左)とOL役の忠犬立ハチ高の2人

「ティーハウス リーベ」で行われた撮影。店主役の伊勢志摩さん(左)とOL役の忠犬立ハチ高の2人

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 映画「ナイスの森2」の撮影が11月10日、「ティーハウス リーベ」で行われた。

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 同作品は2005(平成17)年に劇場公開されたコメディー映画「ナイスの森」の続編。企画とプロデュースを担当する盛岡在住のアダム・トレルさんは前作のファンで、ナイスの森の面白さと盛岡の魅力を同時に広めようと、盛岡での続編制作を思い付いたという。前作と同じく石井克人さん、三木俊一郎さん、伊志嶺一さんが監督を務めるオムニバス作品で、11月4日に盛岡でクランクインした。

 6日には盛岡劇場で主要キャストの一人、二階堂ふみさんが出演する場面を撮影し、200人以上のエキストラが参加した。トレルさんは「盛岡での撮影は天候にも恵まれて順調。エキストラは応募を締め切った後にも問い合わせがあったと聞いて驚いた。エキストラの顔が映るシーンも撮影したので、参加した皆さんの良い思い出、良い経験になっていればうれしい」と話す。

 10日には市内の喫茶店「ティーハウス リーベ」で撮影。盛岡第一高校の同級生同士で岩手出身の女性コンビ芸人「忠犬立ハチ高」のノムラフッソさんと王坂さん、連続テレビ小説「あまちゃん」にも出演した盛岡出身の俳優・伊勢志摩さんが参加した。「忠犬立ハチ高」の2人はOL役、伊勢さんは喫茶店の店主役で、店内で3人が会話する場面などを撮影した。

 盛岡市内では三ツ石神社や飲食店、10月に閉館した映画館「盛岡ピカデリー」の前などで撮影したほか、八幡平市で岩手山の見える風景を撮影。盛岡での撮影は11月中旬までで、その後は東京のスタジオで合成シーンなどを撮る予定。

 トレルさんは「盛岡の街はどんどん変わっていくけど、今の盛岡の景色が映画としてずっと残る。この映画を未来の人が掘り起こして、盛岡って面白い街だと思って、実際に訪れる日がいずれ来る。その時のための映画だと思っている。全ての人に受け入れられる作品を作るのは難しいが、ニッチな文化がある盛岡なら、何度も見てくれる人がいるかもしれない。そんなユニークな映画になる」と話す。

 映画の公開は2027年を見込む。

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