紫波町「レジ袋減らし隊」、今年も実施へ-予想以上の高利用率で継続

紫波町の「ゴミ袋減らし隊」事業で使用するスタンプカード。今年のカードをそのまま引き続き使用

紫波町の「ゴミ袋減らし隊」事業で使用するスタンプカード。今年のカードをそのまま引き続き使用

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 紫波町の産業部環境課は4月から、スタンプカードによる減レジ袋推進事業「紫波町レジ袋減らし隊」を実施している。

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 同事業は「あしたの日本を創る協会」(東京都千代田区)が行う「レジ袋減らし隊全国運動」をモデルに、昨年7月から同課循環制作室が実施。昨年度で終了する予定だったが、3月末までに目標値3万枚を大きく上回る14万8,000枚の減レジ袋に成功したことから、引き続き今年度も事業継続を決めた。

 昨年度のスタンプカード回収数は4,200枚超で、この数字から減レジ袋数を算出。ちなみに、同課ではこれにより約9トンのCO2を減らした計算になるという。

 スタンプは20ポイント制で、すべて埋まると同町の日帰り温泉施設「ラ・フランス温泉館」(小屋敷字新在家)の無料入浴券か500円分の図書券が抽選で当たる。今年使用するスタンプカードは、昨年の残りをそのまま流用して、コストダウンにも務めるという。

 同課循環政策室の山上里香さんは「そもそもレジ袋を減らすことへの町民の意識の醸成が目的。これほどまでに町民が参加してくれるとは」と驚きを隠せない。ここまでカード回収率が上がると見越してなかったことから「町民から、なかなか(景品が)当選しないとクレームが寄せられるほどだった」とも。

 スタンプは同町商工会加盟で店頭にポスターを掲示する約100店で利用できる。昨年のスタンプカードはそのまま使用可能。景品は今年も同様で、もれなくソフトドリンク券と引き替えもできる。抽選は9月・12月・3月に実施。

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