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「コミックいわて」第12弾発売 漫画を通じて岩手を「いつも」身近に感じて

「鬼剣舞」をテーマにしたかわいらしいキャラクターが表紙を飾る

「鬼剣舞」をテーマにしたかわいらしいキャラクターが表紙を飾る

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 岩手を題材にした漫画作品集シリーズ「コミックいわて」の第12巻「コミックいわて12(いつも)」が、3月24日に発売された。

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 同シリーズは2011(平成23)年に第1巻を発売。達増拓也県知事の責任編集の下、岩手にゆかりのある漫画家らによる作品や、岩手を題材にした作品を収録している。2013(平成25)年には県公式のウェブ漫画配信サイト「コミックいわてWEB」を開設。現在は同サイト内で配信された作品を中心に、2014(平成26)年から年1冊のペースで単行本化している。

 収録作品数は11作品。昨年ユネスコ無形文化遺産に登録された「風流踊(ふりゅうおどり)」に含まれる、北上市の「鬼剣舞」を題材にした竜宮ツカサさんの「ミラクル★剣舞ガール けんべるちか」や、「2023年に訪れるべき52カ所」へ盛岡が選出されたことを受けて描かれた竹谷州史さんの「銀河モリオカ・スペースツアー」、三陸鉄道をテーマにしたMATSUDA98さんの「三鉄新人物語」、「第12回いわてマンガ大賞」で大賞を受賞した居間ノおくるさんの「おあげんせ!」など、県内各地を舞台に、名所や名物などの魅力を伝える作品が集まった。

 巻頭カラーページには、1月に放送・配信が始まった岩手の魅力を発信する短編アニメ「ゴールデンゴッド」に登場したキャラクターによるルポ漫画や、風流踊を紹介する記事を掲載。表紙にも鬼剣舞(おにけんばい)をテーマにしたイラストをメインに、わんこそばや南部鉄器、三陸鉄道などの要素をちりばめた。

 シリーズの巻数には、毎回独自の読み方が付けられている。今回は12を「いつも」と読ませ、漫画やアニメを通じ、「岩手を『いつも』身近に感じてほしい」という意味を込めた。県文化振興課の金亜希子さんは「達増知事も『これまでのシリーズの中でも面白い』と絶賛していた。民俗芸能あり、食べ物あり、沿岸、県南、県北、そして今まさに注目を集める盛岡の話もあり、県内各地の要素と魅力バランスよくぎゅっと詰まった一冊を楽しんで」と呼びかける。

 A5判、200ページ。価格は800円。書店やインターネットで販売している。

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