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矢巾町のヤマブドウのジャムがパンとコラボ チョコとの組み合わせも楽しんで

ヤマブドウのジャムを使った商品をPRする皆さん

ヤマブドウのジャムを使った商品をPRする皆さん

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 矢巾町と盛岡市のベーカリー「PanoPano(パノパノ)」が1月31日、特産品のヤマブドウのジャムを使った商品2種を期間限定で発売した。

ヤマブドウのジャムとショコラミルクバターを「ヴィエノワ」に挟んだショコラバターサンド

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 同町では特産品のヤマブドウをPRしようと地元企業と連携した商品開発に取り組んでいる。今回は性別や世代を問わず広く親しまれるパンに着目。岩手県産食材を使ったパンを作っているPanoPanoへ依頼し、昨年から商品開発を進めてきた。

 商品には「やはば山ぶどうの会」が販売するヤマブドウのジャムを使い、同町の「食と健康のアンバサダー」で料理研究家の小野寺惠さんが監修を担当した。商品は「ショコラバターサンド」と「プチガトーショコラ」の2種類。販売時期がバレンタインデーに近いことにも合わせて、寒い季節に食べたくなる濃厚な味わいのチョコレートとジャムを組み合わせた。

 「ショコラバターサンド」はジャムの酸味が引き立つようにコクのあるショコラミルクバターと組み合わせ、「ヴィエノワ」という歯切れのよいパンに挟んだ。「プチガトーショコラ」はほろ苦いガトーショコラと合わせてジャムの深い甘みを引き立て、カヌレ型を使ったかわいらしい形に仕上げた。

 PanoPano事業部長の堀江義幸さんは「ヤマブドウのジャムは程よい酸味とコク、深い甘さがありパンとの相性がいい。今回のサブテーマは『チョコ』。チョコとヤマブドウの相性も良く、2つの味わいを楽しんでもらいたい」と話す。

 小野寺さんは「PanoPanoの若いスタッフの皆さんの意見を取り入れて進めた。チョコレートがヤマブドウの心地よい酸味を引き立てている。ヤマブドウの味だけが引き立っても駄目。一口食べた時に全てのフレーバーを感じ、もう一個食べたくなるように仕上げた」と話す。

 「やはば山ぶどうの会」の佐々木竹美さんは「自分たちのジャムがこんなすてきな商品になるなんて。なでたくなるようなかわいらしさ。とても良い機会をもらった」と笑顔を見せる。

 価格は各300円。PanoPanoの向中野店と矢巾岩手医大店で販売する。営業時間・定休日は、向中野店=8時~19時・月曜定休、矢巾岩手医大店=10時~18時・日曜祝日定休。ヤマブドウ商品は10時30分販売開始。2月19日まで。

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