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盛岡・紺屋町にオリジナルTシャツ専門店 秋田から移転、1枚から製作も

Tシャツがずらりと並ぶ店内。シルクスクリーンの版も

Tシャツがずらりと並ぶ店内。シルクスクリーンの版も

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 オリジナルTシャツなどの製作・販売を行う「6JUMBOPINS」(盛岡市紺屋町)が9月3日にオープンした。

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 秋田県秋田市で10年ほど店舗を運営し、盛岡へ移転してきた同店。市内に卸先があり、雑貨店「shop+spaceひめくり」が開催しているTシャツ展へ参加している縁もあり、店主の京野誠さんは仕事だけではなく遊びでも盛岡を訪れている。移転を決めた理由の一つには、市内中心部を歩いて巡ることができる環境がある。

 「秋田市は車移動がメインの地域。盛岡は市内中心部を歩いて巡る人が多くて本当に驚いた」と京野さん。「歩く人が多い環境は路面店を出すには魅力的。盛岡駅から商店街が連なって、歩きやすい街並みになっているのが良い。ここで暮らす皆さんが本やレコードなど文化的なものに親しみを持っているのも面白い」とも。

 加えて、コロナ禍の影響もあり実店舗の利用者は減少。長い間、店を開けない時期もあったという。オンラインショップでの受注・発送が中心になったことから、本格的に移転を考えた。

 店を出す場所は知人からの紹介を受けて紺屋町に決定。近くには同店の商品を扱っている店も多い。京野さんは「知り合いが多い場所で、人通りもあるので安心できる」と話す。開店後は以前からの知人やファンが訪れているほか、歩いている人が外から店の中をのぞき、そのまま入店することも多い。

 店内には京野さんや、イラストレーター、漫画家などがデザインしたTシャツやフードパーカなどが並ぶ。Tシャツはシルクスクリーン印刷で、店内には印刷用の版も置いている。その中からデザインを選んで「これが欲しい」とその場で注文する人もいるという。デザインを持ち込む形でのオリジナルTシャツの製作も1枚から受け付けている。京野さんにデザインを依頼することも可能。

 1枚からTシャツを作れる点に魅力を感じ、店を訪れる人も多いという。京野さんは「1枚から注文を受け付けられることは服のロスを減らすことにもつながる。手頃な値段で作ることもできるので、まずは気軽に相談してもらいたい」と呼びかける。

 営業時間・定休日はツイッターやインスタグラムで知らせる。

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