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盛岡・町家のお化け屋敷が3年ぶりの復活 今年のテーマは口裂け女

入り口の看板もマスクを模したデザイン

入り口の看板もマスクを模したデザイン

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 「もりおか町家物語館」(盛岡市鉈屋町)浜藤ホールで現在、「第六怪 町家のお化け屋敷 口裂け女はどこだ?」が開催されている。

通路に現れる不気味な人影。その正体は?

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 同館のお化け屋敷は2015(平成27)年に周年記念企画として始まり、2019年までは毎年開催し、夏のイベントとして定着。スタッフ手作りの仕掛けや作り込まれたストーリー、昔ながらの懐かしい雰囲気などが人気を集め、地域の子どもたちや住人から好評を得ていた。

 2020年と2021年は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて開催を見合わせたため、今年は3年ぶりの復活。担当の村井真一さんは「やっと開催できる。感染症対策のため、ルート設定など難しい部分もあったが、スタッフも楽しんで準備を進めた。今年も期待してほしい」と話す。

 今年のテーマは「口裂け女」。感染症対策のためマスクをするようになった状況が、口元をマスクで隠した姿で現れる口裂け女の話と相性が合うというところから思い付いたという。昭和の時代に注目を集めた口裂け女の一族が、現代までひっそりと家族を増やし続けていたという設定の下、誰もがマスクをしている状況に目を付け、再び街に現れて人々を怖がらせているという物語を用意した。

 来場者は受付で渡される懐中電灯の明かりを頼りに進み、出口を目指す。場内には不気味な言葉が書かれた紙や、血の付いたマスクが貼られ、口裂け女や口裂け男、口裂け子どもなどが登場し、来場者らを驚かせる。

 来場特典として、お化け屋敷のチケット半券と引き換えで、同館大正蔵1階のSHOP&CAFEでジェラートが100円引きになる。

 「口裂け女の話は大人には懐かしさもあるが、子どもたちや若い世代の皆さんも知っているようで、定番の都市伝説として現代まで伝わっているんだなと感じる」と村井さん。「大人も子どもも楽しめるお化け屋敷。お化けとジェラートで暑い夏に、心も体も涼しい気分になってもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は10時~17時(最終入場は16時30分)。入場料は一般=600円、大学生・高校生=500円、中学生以下=300円、未就学児無料。8月21日まで。

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