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安比高原で「安比バレー構想プロジェクト」始まる 2つのホテルをリブランド

中央の黄色い建物が「ANA クラウンプラザリゾート安比高原」、左奥に見えるのが「ANA ホリデイ・インリゾート安比高原」

中央の黄色い建物が「ANA クラウンプラザリゾート安比高原」、左奥に見えるのが「ANA ホリデイ・インリゾート安比高原」

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 「岩手ホテルアンドリゾート」(盛岡市愛宕)が安比高原リゾート(八幡平市)に「ANA クラウンプラザリゾート安比高原」と「ANA ホリデイ・インリゾート安比高原」の2つのホテルを開業して1カ月がたった。

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 両ホテルは、同社と「IHG ホテルズ&リゾーツ」が契約を締結し、既存のホテルをそれぞれリブランドしたもの。「IHG ホテルズ&リゾーツ」は17のホテルブランドを展開し、世界100カ国以上に約6000のホテルを有している。

 外資系ホテル誘致の背景にあるのが、「岩手ホテルアンドリゾート」が2020年11月に発表した「安比バレー構想プロジェクト」。同プロジェクトは、安比高原をインターナショナルリゾートへと進化させようというもの。将来的には、「観光・教育・健康(ウエルネス)」の 3 要素が調和した街づくりを目指し、外資系ホテルの誘致ほか、安比から世界へ羽ばたく人材の創出、定住者と旅行者が共存する未来型コミュニティーの形成などに取り組む。

 プロジェクトの第一歩として開業したのが「ANA クラウンプラザリゾート安比高原」と「ANA ホリデイ・インリゾート安比高原」。「IHG ホテルズ&リゾーツ」としては国内初のスキーリゾート進出となる。

 「ANA クラウンプラザリゾート安比高原」は本館とタワー館合わせて403の客室と、料飲施設、宴会場、屋内プール、大浴場などの施設を備える。和のテイストを取り入れた客室が多く、スキー・スノーボードのレンタルコーナーやメンテナンス設備、アクティビティー施設もあり、ホテル内外で安比ならではの大自然の中で楽しめる。「ANA ホリデイ・インリゾート安比高原」は6棟の建物に606の客室と、4つの飲食店などを有する大規模リゾートホテル。国内外の家族連れから親しまれるホテルを目指す。

 「安比バレー構想プロジェクト」としては、今年早春に新たなホテル「ANA インターコンチネンタル安比高原リゾート」の開業を予定。8月にはイギリスのインターナショナルスクール「ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン」が開校する。

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