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滝沢で農家と一緒に「ベジカレー」作り体験 農業をより身近な職業へ

「もぐうまプログラム」での収穫体験の様子

「もぐうまプログラム」での収穫体験の様子

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 「もぐうまプログラムvol.5 たきざわベジカレーキャンプin由井野菜園」が9月24日、由井野菜園(滝沢市)で開催される。

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 企画は「たきざわ3しょくプロジェクト」。食べ物の「食」、職業の「職」、人の多様性や価値観、個性の「色」を「滝沢市の3つのしょく」とし、盛岡市の食にまつわる見学・体験プログラム「もぐうまプログラム」を通じて、農作業や料理、創作などに仕事として関わる人との交流や、職業観と地域愛の醸成などにつなげようと活動を続けている。

 「もぐうまプログラム」では、収穫・食事・交流の3つを軸に、実際の農作業現場を見学し生産者の話を聞きながら、種まきや苗植え、作物の収穫といった農作業体験を行うと共に、収穫した作物を食べるイベントを行っている。5回目となる今回は、市の若手農業生産者組織「たきざわグリーンワークス」のメンバーが作った野菜を使って「ベジカレー」を作る。

 「たきざわ3しょくプロジェクト」実行委員会委員長と「たきざわグリーンワークス」会長を務める工藤光さんは「職業選択を考え始める中高生や子どもたちにとって仕事の選択肢の1つに農業を加えてほしい思いもある」と話す。「自分が農家になるというよりは、跡を継ぐというイメージが強いと思う。実は滝沢には新規就農者が多く、別な職業をしていて農家になった人もいる。それぞれが違った育て方や流通方法をしている。職種の1つとしての農業を知ってもらい、いろいろな職業を知ってもらうきっかけにもなると考えている」とも。

 当日はニンジン・ジャガイモ・タマネギ・オクラ・インゲン・ヤーコンなどの滝沢産の野菜を、参加者が自由にトッピングして「ベジカレー作り」を楽しむ。野菜の収穫体験、トラクターなどの農作業用機械の見学、野菜や果物を販売する「ぺっこまるしぇ」なども予定。今回は農業生産者が多く集まり、カレーを食べながら会話を楽しめるようにするほか、参加者・農家・運営スタッフらが自由に交流できるフリータイムも設ける。イベントの様子は「ふるさとCM大賞」用撮影記録として、写真や映像の撮影を行う。

 「たきざわ3しょくプロジェクト」実行委員会副委員長の松森政仁さんは「イベントの楽しさを通じて、仕事や食べること、それぞれが持つ特色に考えてもらえればうれしい。自然に囲まれた畑で、滝沢の恵みを味わいながら農家の皆さんや参加者の皆さんと一緒ににぎやかに過ごしたい」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~18時。参加費は大人=1,500円、中高生=500円、小学生以下無料。参加申し込みは専用応募フォームから受け付ける。定員は20人程度。締め切りは9月21日20時。

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