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「さいとう・たかを ゴルゴ13」盛岡展スタート 連載50周年記念で貴重な資料も

ベテランスタッフがゴルゴのために作られた銃を忠実に再現した「M16フルスクラッチ」モデルガン

ベテランスタッフがゴルゴのために作られた銃を忠実に再現した「M16フルスクラッチ」モデルガン

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 「岩手銀行赤レンガ館」(盛岡市中ノ橋通1)で7月21日、企画展「さいとう・たかを ゴルゴ13」盛岡展が開幕した。

ファンの人気が高いエピソード「海へ向かうエバ」の原画を展示したコーナー

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 同展は1968(昭和43)年11月に小学館「ビッグコミック」で連載をスタートした「ゴルゴ13」の連載50周年を記念して行われる特別展。同作品は孤高の超A級スナイパー・ゴルゴ13の活躍を描く劇画で、ストーリーに加え主人公の姿勢や信条、せりふなどが多くのファンから愛されている。特別展は昨年10月に大阪で始まり、盛岡は最初の巡回展開催地となる。9月には神奈川県川崎市への巡回も予定している。

 展示は5部構成で、各部にテーマを設けて作品やキャラクターの魅力や制作の現場など50年の歩みを紹介していく。会場には無料で入場できるエリアがあるため、主人公のプロフィルなどを紹介する導入ゾーンも設ける。ファンの間でも人気が高いエピソード「海に向かうエバ」をはじめ初公開の物を含む原画約60枚のほか、さいとう・プロダクション内の「武器庫」に保管されているモデルガンなどが展示され、主人公が愛用する「アーマライトM16」のモデルガンを構えて記念撮影できる体感コーナーや、さいとう・プロダクションの一部を再現したコーナーなど貴重な資料が並ぶ。

 開催に先立って7月20日に行われた開会式には作者のさいとう・たかをさんも参加。さいとうさんは「私も岩手が大好きなので、盛岡で開催することができて本当にうれしい」と話し、「50年やってきて、その時代その時代のことを描いてきた。作品の歩みもそうだが、時代と重ね合わせながら世界の歩みも感じてほしい。読者の皆さんに喜んでもらえるよう計算を重ねてきた作品。足を運んでもらえるだけでありがたい」とファンへ呼び掛けた。

 展示時間は10時~17時(最終入場16時30分)。入場料は一般=1,200円、大学・高校生=1,000円、中学・小学生=500円、盛岡展限定コンプリートチケット(一般3枚つづり)=3,200円。火曜休館。9月9日まで。

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