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「八幡平トラウトガーデン」再開へ 気軽にアウトドア楽しむスポットへ

八幡平トラウトガーデン緑地帯でのキャンプイメージ

八幡平トラウトガーデン緑地帯でのキャンプイメージ

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 2013年から休業していたレジャー施設「八幡平トラウトガーデン」(八幡平寄木)が、7月20日から期間限定で再開する。

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 同施設は八幡平市の第三セクターが管理する施設で、2013年から無期限休止状態となっていた。休止施設を活用し、新たな観光資源の発掘やにぎわいの創出につなげようと、岩手県内で観光資源の活性化や広報支援などを行う「ビッグアップル」が一部を借り受ける形で再生事業をスタート。期間限定のアウトドア施設として運営し、集客効果や今後の新たな活用法などについて探る。

 同社社長の関欣哉(きんや)さんは、荒れた状態になった施設を見て心苦しく感じていたという。関さんは「この場所は他の観光施設からも近く、アクセスやロケーションも悪くない。良い環境がそろっているのに、通過地点になってしまっているのがもったいなく思っていた。気軽に利用できるアウトドア施設として、八幡平のいろいろな魅力を体験してもらえる場所へしていきたい」と話す。

 再開するのは同施設の敷地のうち、緑地帯の約4ヘクタール。ウッドデッキの上にさまざまな形のテントを10張り常設し、車での乗り入れも可能なオートサイトを備えたキャンプ場や、バーベキューができるエリアを整備する。キャンプやバーベキューに必要な機材や道具の貸し出しも行い、道具を持っていない人も手ぶらで利用できる施設となる。バーベキューの食材も地元の産直から仕入れた野菜などを提供し、パエリアやチキンの丸焼きなどのメニューを楽しめる。

 併せて、他の事業者と協力しマウンテンバイクや乗馬などの体験ができるイベントを開くほか、クラフトマーケットやマルシェなどの会場としての利用も提案。八幡平エリアと共に周辺地域の魅力を少しずつ感じられる施設を目指す。

 再生事業に携わる八幡平地域おこし協力隊の古屋亮輔さんは「岩手に来て1年。八幡平にもワイワイ楽しめる場所がもっと欲しいと考えていた。その1つになれるように準備を進めていきたい。期待してもう少し待っていて」と呼び掛ける。

 オープン期間は10月28日までの予定。

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