盛岡のリノベ施設が1周年 記念イベント「パンまつり」も

「十三日パンまつり」メインビジュアル

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リノベーション複合施設「十三日(トミカ)」(盛岡市肴町)が5月13日、開業から1周年を迎える。

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 同施設は昭和初期に建てられた木造の建物をリノベーションしたもの。元は岩手県味噌醤油(みそしょうゆ)工業協同組合が所有するもので、まちづくり会社「MORINOVA(モリノバ)」が、管理人から相談を受けてリノベーションを行った。施設の1階部分には飲食店が入居するほか、ギャラリーやガレージなどのレンタルスペースを備え、2階ではシェアオフィス「BUNBO」を運営している。

 施設名は所在地の旧町名「十三日町」の愛称「トミカ」から名付け、その名前に合わせて2017年5月13日に開業した。同社社長の浅野聡子(あきこ)さんは「入居するテナントの人気も高く、ギャラリーやガレージの利用者、シェアオフィスの入居者も増えた。ここでの出合いが新しい仕事を生むケースも少なくない。施設のコンセプトとして『クリエーティブなつながりをつくる』ということを大事にしているが、たくさんのつながりが生まれた1年だった」と振り返る。

 開業1周年を記念して行うイベントは「十三日パンまつり」。11店が出店し、パンや焼き菓子のほか、ジャムやコーヒー、ソーセージなどパンに合う食品を販売する。同施設に入居する飲食店「エピスリーシトロン」と「ステーキ&グリルMARU3(まるさん)」が、紫波町のパン店「The BAKER」とコラボレーションしたメニューを提供するほか、東京から出店するコーヒースタンド「ONIBUS COFFEE(オニバスコーヒー)」によるワークショップも行う。同施設オリジナルのあんパン専門店「とみかぱん」もデビューし、プレーンあんぱん、ノンフライ揚げあんぱん、珈琲あんぱんの3種類を用意する。

 施設の今後について浅野さんは「周辺の人から人通りがすっかり変わったとよく言われる。歩く人も少なかった通りに、ここを目指して来る人が増えていることがうれしい。もっとたくさんの人に気軽に遊びに来てもらえる場所を目指したい」と話し、「感謝の気持ちを込めた十三日あげてのお祭り。この日だけのコラボレーションや、おいしいパンとの出合いを楽しんでもらいたい。ぜひ立ち寄って」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~17時。入場無料。

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