盛岡・ベアレン醸造所が「ブレンドを楽しむビール」発売 実験感覚で楽しんで

ビールを自分の手でブレンドして楽しむ。試薬瓶風のラベルも特徴的

ビールを自分の手でブレンドして楽しむ。試薬瓶風のラベルも特徴的

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 ビール製造会社「ベアレン醸造所」(盛岡市北山1)が現在、秋の特別醸造ビール頒布会2017「BAEREN BLEND LABORATORY(ベアレン ブレンド ラボラトリー)」の申し込みを受け付けている。

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 頒布会は同社が毎年秋に行っているもの。ビールの楽しさを知ってもらおうと毎年テーマを変え、特別醸造したビールを9月・10月・11月の3カ月にわたって届ける。今年は「BAEREN BLEND LABORATORY」と題し、ビールとビールを混ぜて飲む「ブレンド」をテーマにした。

 ブレンドするビールの発想を思い付いたのは、同社専務の嶌田(しまだ)洋一さんが、ヨーロッパの醸造所がブレンドビールのセットを発売したというニュースを見たことがきっかけだったという。ブレンドしたものを販売するのではなく、ビールを混ぜ合わせるところを飲む人にやってもらうのはどうかと提案し、製造スタッフと共にどのような組み合わせができるか半年ほどかけて考えた。

 嶌田さんは「愛好家の中では、こだわって造ったビールを混ぜて飲むのは邪道という考え方もある。それをあえてやってもらうことで、ビールの新しい味わいを発見してもらいたい」と話す。

 今回の頒布会では、月ごとに変わる研究テーマに合わせ、各月12本のビールを研究キットとして届ける。9月はホップをテーマに4種類、10月は色と苦みの違う2種類、11月は熟成期間が異なる3種類を用意。それぞれ香りや味、苦みの違いを感じながら自分好みにブレンドできるほか、飲み比べすることもできる。セットにはそれぞれのビールの特徴やお勧めのブレンドを説明した参考資料も添付する。

 ラベルデザインは盛岡のデザイン事務所「homesickdesign」によるもの。試薬瓶をイメージしたデザインで、ラベル横には目盛りを付け、どれぐらい混ぜたかを確認しながら実験感覚で楽しむことができる。

 嶌田さんは「ビールの楽しみ方というのは無限にある。ビールのブレンドを楽しみながら、ビールを学び、好きになるきっかけにしてもらえればうれしい。自分でおいしさを見つけて、ビールの新しい魅力を発見してみて」と呼び掛ける。

 価格は1カ月4,500円。先着800口限定。申し込みは3カ月セットでのみ受け付ける。申し込みはウェブショップまたは電話(TEL 0120-934766)、工場の直売所でも受け付ける。締め切りは9月30日。

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