滝沢村に産地直売所「産直チャグチャグ」-開店3日間で2,000人が利用

地元滝沢村で生産された新鮮野菜を販売する

地元滝沢村で生産された新鮮野菜を販売する

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 滝沢村に6月12日、産地直売所「産直チャグチャグ」(滝沢村滝沢字牧野林、TEL 019-699-3910)がオープンした。週末となったオープン3日間で約2,000人の買い物客が訪れ、入り口には行列ができたほか、一時は会計に30分もかかるなど会場は大にぎわいとなった。

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 同産直所は4、5年前から農協のJA新いわてが保有する倉庫が空きのままになっていたことから、滝沢村や県、農協などが3年ほど前から産地直売所の事業化を計画。県などの助成金を活用しながら、約1,800万円をかけて建物を改築し、約60坪の売り場を確保。滝沢村全域と盛岡市北部のみたけ、月ヶ丘、厨川の各地区の居住者をターゲットに「採れたての新鮮野菜」を提供する。

 運営は地域の生産者で組織する牧野林産直出荷組合が行う。農産品は組合員の農家がそれぞれ直接持込み、会計のレジ打ちなどは組合員が持ち回りで行うほか、パート従業員で営業する。

 同組合では今回のオープンに先駆けて、昨年の8月・9月に同じ場所で「日曜朝市」を開催し、同産直所のPRに努めた。さらにオープン日を「ちゃぐちゃぐ馬コ」(6月14日)に合わせたことが「予想以上の反響」(同組合関係者)につながったと見ている。

 これまでにこの取り組みに向けて同組合では、生産者らによる勉強会や講習会を開き、農薬や肥料の使用時期や散布の方法などを検討するなどし、低農薬や減農薬などを含めた安心で安全な野菜作りに取り組んできた。中には時期よりやや早い夏野菜などをハウス栽培による前倒しで生産し、オープンに合わせた生産者もいるという。

 同組合の駿河信一副組合長は「滝沢村にはこれまで通年で営業する産地直売所がなかった。地元客に喜んでもらえることはもちろんだが、この2、3日で生産者の間や世代間のつながりが深まったことを実感している。これまでは生産者同士がライバル関係だったかもしれないが、この産直ができたことで生産者の間でコミュニケーションが深まり、地域が一帯となった(農業の)活性化が進むことを期待している」と話している。

 営業時間は9時30分~18時。

盛岡の産地直売所で「リビングフード講座」-野菜ソムリエがレクチャー(盛岡経済新聞)チャグチャグ馬コの写真とポスター30年分-本番前に展示(盛岡経済新聞)滝沢村のりんご園でイベント-伝統「さんさ踊り」やフォークライブなど(盛岡経済新聞)六本木ヒルズで「野菜ソムリエ」記念イベント-理事に王理恵さん(六本木経済新聞)愛宕に「フードセラピー」がテーマの飲食店-伊東の企業が都内初出店(新橋経済新聞)

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