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盛岡で「ジャズフェスティバル」初開催へ 次世代につながる音楽フェス目指して

「一緒に音楽を楽しみましょう」と実行委員の嶋田さん

「一緒に音楽を楽しみましょう」と実行委員の嶋田さん

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 ジャズをメインとした音楽イベント「うちまるジャズフェスティバルin盛岡」が7月22日、内丸緑地(盛岡市内丸)と岩手県公会堂(同)で開催される。

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 同イベントは、盛岡の中心地から音楽のパワーで岩手の復興と地域活性化を創造することを目的に開くもの。実行委員会事務局長を務める嶋田淳さんは自身もプレーヤーとしてバンドに参加。各地で行われる音楽イベントに参加する中で、盛岡では全国からアマチュアバンドが集まる場がないことや、岩手県内のバンドが発表できる場が少ないことに気付いたという。

 加えて、市内中心部には観光の目玉となる施設が少ない点に着目。そこで宮城県で開催されている「定禅寺ストリートジャズフェスティバルin仙台」を参考に、官公庁街を利用した音楽フェスを企画。市民の憩いの場となっている内丸緑地と市街地に点在する小規模ホールの活用を考え、内丸緑地と岩手県公会堂を会場に選んだ。

 嶋田さんは「もともと内丸緑地でイベントをしたいと考えていて、自分の趣味である音楽に結び付けた。盛岡でもアマチュアが参加できる音楽イベントはあるが、演奏を披露する場所が増えればというという思いも込めて企画した。ジャズに限らず、他のジャンルの音楽イベントが始まるきっかけにもなれば」と話す。

 第1回となる今回は、プロミュージシャンをゲストに招くほか、県内で活動するビッグバンド、中高生によるバンドが参加。内丸緑地の屋外ステージでは5~6人編成のジャズコンボの演奏と女性ボーカルをメインに、キッチンカーなどが出店するビアガーデンを実施。椅子に座りながらゆっくりと演奏を楽しめるスペースも設ける。岩手県公会堂ではビッグバンドがステージパフォーマンスを行う。2回目以降は全国から参加者を公募する予定。

 現在、運営予算の一部を募るクラウドファンディングに挑戦している。目標金額は180万円で、集まった資金は広告費や会場設営日、ポスターやパンフレットの印刷費などに充てられる。協力者にはオリジナルデザインのタオルやTシャツなどの返礼品を贈呈する。締め切りは6月5日。

 嶋田さんは「今年は皆さんに向けてこういうイベントだと紹介するイメージ。フェスを通じて、2回目以降の協力者が増えてくれたらうれしく思う。ジャズは堅苦しくなく、誰でも楽しめる音楽。難しく考えないで、まずは遊びに来て音楽を楽しんで」と呼び掛ける。

 開催時間は13時30分~20時30分。入場無料。小雨決行。

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