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八幡平の旅館が「朝ごはんフェスティバル」ファイナル出場 地元素材のスムージーで勝負

「3種の八幡平スムージー」。左から「豆乳ブルーベリー」「山ぶどう」「ほうれん草」

「3種の八幡平スムージー」。左から「豆乳ブルーベリー」「山ぶどう」「ほうれん草」

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 八幡平市の旅館「安比八幡平の食の宿 四季館彩冬」が、全国の宿泊施設が提供する朝ご飯の日本一を決める「朝ごはんフェスティバル2016」のファイナルステージに進出した。

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 同企画は旅行予約サービス「楽天トラベル」が主催するもの。旅行における「朝ごはん」に注目し、「おいしい朝ごはんを旅のきっかけにしてほしい」という思いから始まった。今年は約1500件の朝食がエントリーし、ウェブ投票と口コミ審査によるファーストステージで各都道府県代表を決定。一般参加者と特別審査員が試食審査を行うセカンドステージで勝ち残った6施設がファイナルステージへ進出する。

 同旅館は2014年から「朝ごはんフェスティバル」に参加。「八幡平に来ないと食べられないもの」をコンセプトにメニューを考案し、これまで地元の食材を生かしたメニューや郷土料理を提供してきた。3回目の出場となる今年は「3種の八幡平スムージー」を出品。ブルーベリー、山ブドウ、ホウレン草の3種類で、それぞれの季節に地元で収穫できる食材を使う。地元名店の豆乳や甘麹(こうじ)、蜂蜜を加え、素材の味を生かした朝食メニューに仕上げた。

 同館支配人の斉藤健さんは「新しい朝ご飯メニューの開発や、既存メニューのブラッシュアップのためにも、毎年参加しようと決めた。岩手の食のイメージはいわゆる『田舎ご飯風』。今回は視点を変えて、田舎ご飯でもちょっと変わったおしゃれなものが楽しめるところに着目した」と話す。

 同館は県内の37施設の代表として、10月に東京都で行われたセカンドステージに出場。1位通過し、11月30日に行われるファイナルステージへの進出を決めた。ファイナルステージでは、料理専門家らによる実食審査が行われる。

 斉藤さんは「ここまで来たら、いつも通りおいしい朝ご飯を提供して、審査員の皆さんに味わってもらうだけ。お客さまにとって朝食は宿での最後の食事となるもの。八幡平の素晴らしい食材を使って、満足できて元気になる朝食を作りたい」と意気込む。

 ファイナルステージの結果はホームページで発表予定。

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