「とっておきの音楽祭」盛岡初開催 「心のバリアフリー」目指して

音楽祭イメージイラスト(盛岡杉生園・宮古和香菜さん作)

音楽祭イメージイラスト(盛岡杉生園・宮古和香菜さん作)

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 障がいの有無にかかわらず楽しめる野外音楽イベント「第1回イーハトーヴとっておきの音楽祭もりおか」が10月16日、盛岡市内中心部の商店街などを会場に開催される。

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 同音楽祭は「みんなちがって みんないい」を合言葉に2001年に宮城県仙台市で始まり、これまで全国各地で行われてきた。盛岡での開催は10月22日に開幕する「第16回全国障がい者スポーツ大会(希望郷いわて大会)」に合わせ、スポーツだけではなく文化面でも「心を結ぶ」イベントとして企画された。当日はもりおか歴史文化館前広場をメイン会場に桜山神社前、肴町アーケード内、大通商店街などに屋外ステージを設け、障がいのある人もない人も音楽を一緒に楽しみ、音楽を通じた「心のバリアフリー」を目指す。

 実行委員会事務局の佐藤敏昭さんは「こういったイベントでは、障がいを持つ人が周囲に気を使い、心から楽しめないことがある。この音楽祭は誰もが自由に楽しむイベント。パフォーマンスを通じて本当のバリアフリーについて考えてもらえればうれしい」と話す。

 現在、出演者と運営ボランティアを募集している。共に音楽祭の趣旨に賛同する人であれば誰でも参加可能。出演者は50組を予定し、音楽のジャンルは問わない。ボランティアは司会進行や観客・出演者の誘導、清掃活動などを行う。

 佐藤さんは「音楽を楽しむ気持ちは、障がいを超えて誰もが持っているもの。継続したイベントにもしていきたいが、そのためには皆さんの協力が必要。ぜひ参加して」と呼び掛ける。

 参加費は個人・団体とも出演者1人につき1,000円、ボランティアは500円。出演者は郵送で受け付け、申込書と本人のパフォーマンスを収録したDVDの同封が必要。ボランティアは郵送のほか、ファクスとメールでも受け付ける。締め切りは出演者が9月7日、ボランティアは9月30日。申込書と詳しい要項はホームページからダウンロードできる。問い合わせは事務局(盛岡市民福祉バンク内、TEL 019-652-0879)まで。

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