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「働く」意欲を育てるキャンペーン-岩手・若者就職支援団体が複合企画

キャンペーンをPRするジョブカフェいわてセンター長の平藤さん

キャンペーンをPRするジョブカフェいわてセンター長の平藤さん

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 ジョブカフェいわて(盛岡市菜園1、TEL 019-621-1171)では10 月30日から、「『働く』を考えよう。キャンペーン」を展開している。

クロステラス盛岡に展示されている「働く」メッセージギャラリー

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 同キャンペーンは、若者の就労支援を行うジョブカフェいわてが「若者を中心に『働く』ということを考え、就労意欲につなげたい」と企画。同カフェセンター長の平藤由美子さんは「これまではジョブカフェの中での活動がメーンだったが、外にも広く活動の幅を広げたのが今回の企画。若い人の就職マッチングがうまくいかないこともあり、積極的に「働く」ことについて考えてもらう機会になれば」と話す。

 期間中は、「働く」を考えるきっかけづくりを目的としたイベントを企画。11月9日には、新入社員50人が企業の垣根を越えて「新しい盛岡をつくる」をテーマにプレゼンテーションを行う「僕らがつくる“新しい盛岡”グランプリ」を開催。同17日には、これから就職活動を迎える子どもを持つ親向けに就職活動の現状をレクチャーする「ジョブカフェオープンDAY」、22日には学生と社会人が本音で語り合い「カッコいい働き方」を考えるイベント「第3の大人と語る『カッコいい大人とは?』」も開催する。

 今回は街中やネットを通じた企画も行われる。さわや書店フェザン店では、「盛岡でカッコいい働き方をしている大人」から若者に読んでほしい一冊を紹介するコーナー「先輩の本棚」を設ける。クロステラス盛岡では、盛岡で活躍している社会人からのメッセージとして「明日から元気になれる一言」を展示。フェイスブックでキャンペーンの特設ページを設け、「理想の働き方」について投票を集めるなど個人で気軽に参加できる企画も用意した。

 平藤さんは「若い人たちが『働く』ということに関して、いろんな方法があるということを気づくきっかけになればいいと思っている。さまざまな仕事の仕方を知って多様な視点で『働く』ということを考えていってほしい。若い人を応援したいと思っている社会人にも、もっと若い人に接して『働く』ことを考える環境づくりを社内でしていってもらえれば」と呼び掛ける。

 各イベントの開催時間など詳細は同カフェホームページで確認できる。キャンペーンは11月23日まで。

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