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盛岡で「利き酒」岩手県大会-優勝者・藤原靖史さんら全国大会へ

大会で使われた日本酒の解説をする

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 ホテル東日本盛岡(大通3)で10月5日「●酒道(ききしゅどう)岩手県大会」(●は口偏に利)が開催された。上位2人は全国大会への出場が決まった。

優勝した藤原さん

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 「●酒道」は文字通り「利き酒」のこと。この日は42人が参加した。大吟醸、純米吟醸、純米酒、本醸造、生貯蔵酒、普通酒、低アルコール酒の7品目を当てていく「競技」だ。皆、真剣な表情で参加していたが、競技の時間が進むにつれて余計に杯が重なる上機嫌な参加者も現れた。

 競技後のパーティーで結果発表と表彰式が行われた。表彰式の冒頭、岩手県酒造組合の平井滋会長は「日本酒の国内消費が落ち込む中で最近は持ち直しの動きが出ている。国外にも目を向け日本の食文化と共に日本酒が世界から注目されるよう発信していきたい」とあいさつ。10位から1位までの名前が発表され賞状や副賞の景品が贈呈されると、会場には歓声があふれた。3位は会社員の室田孝治さん、2位は公務員の金田一勉さん、優勝は団体職員の藤原靖史さん。

 優勝した藤原さんは24歳、2位の金田一さんも23歳と若い2人が全国大会に挑む。藤原さんは「南部杜氏の地元、岩手を代表するので緊張するが全国大会でも金田一さんと共にワンツーフィニッシュを狙いたい」と意気込みを語った。全国大会は今月19日、ホテルインターコンチネンタル東京ベイ(東京都港区)で開催される。

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